姉取沼
昔,北方村北浦字台(現在もこの地名あり。学校から国道398に行く途中の地粮のあたりです。)に長者が住んでいた。長者には二人の美しい娘がいた。盛大な振舞をした次の日,この二人は,水の澄み切った沼に小舟を出し,宴会のお膳や道具を洗い始めた。しかし,突然魔風がふき,沼の面は怒濤の海と化し,舟が揺れ,二人とも舟底に打ち伏して息を殺して嵐がおさまるのを待った。しばらくして,妹が顔を上げると,舟には姉の姿はなかった。近所の人々が,沼に網をさしたりして大勢で探しても,とうとう姉は見つからなかった。物知りな老人は「沼の主に引き込まれたのであろう。」ということになった。妹はたいそう悲しみ,とうとうこの沼に身を投げて底深く沈んだ。それから,人々はこの沼を「姉取沼」,水が注ぐ上方の沼を「妹沼」というようになった。
この沼は,現在干拓されて,美田が広がっています。しかし,姉,妹を偲んだ人々の手で建てられた碑が残っています。
登録日: 2008年2月7日 / 更新日: 2008年2月7日








